投稿日:2017年4月10日
最新VA・VE技術情報!!!
ステンレスの溶接はタップ溶接の活用を!!
コストダウンに役立つVA・VE技術情報の第二弾は、溶接方法の検討についてです。三栄製作所では旋盤やマシニングセンタを用いた切削加工を行っていますが、社内に溶接を行うことができる技術者が2名おり、自社で切削加工を行った部品同士を溶接した上で出荷しています。例えば大きなステンレスのブロックから削り出すような設計から、小さい部品同士を溶接した方がコストダウンになるなど、単純に溶接を行うだけでコスト削減効果があるのですが、その溶接もどのような方法を採用するかで大きくコストが変わってくるのです。
例えば上記のようなステンレスを溶接する場合、全てを溶接(全周溶接)すると高い強度が得られますが、その反面、溶接の手間に加え、溶接の熱によって発生した歪みを取る(歪み取り)作業が必要になるので、コストダウンは難しくなります。この場合、溶接によるコストを削減するためには「断続すみ肉溶接(タップ溶接)」の採用を検討します。この溶接方法を採用すると溶接そのものの作業時間削減に加えて歪み取り作業の軽減できる上、品質も向上します。もちろん、この断続すみ肉溶接の採用は強度的に許される場合に限るのですが、こうした細かい点まで考慮して図面を書いて頂けると、三栄製作所としてもコストダウンの観点でご協力することが可能です。
機械加工+溶接ならお任せ下さい!
マシニングセンタや旋盤による加工を得意とする三栄製作所では、左のようなアルミの精密切削加工も行っています。通常、アルミは快削材と呼ばれ機械加工に向いている素材ですが、このワークは外径公差±0.05mmが求められる上、幅4mm×25mmの壁を削り出さなければならないという難易度の高い加工品になります。三栄製柵
作所ではこうした精密切削加工も対応しておりますので、機械加工品でお困りの事がございましたらぜひお声掛けください。
三栄製作所の取組み ベトナムでもお役に立ちます!
三栄製作所は本物の「モノづくりのサービス企業」を目指しています。三栄製作所の本社は大阪市大正区にありますが、海外に生産拠点を構える日本企業のお客様のお役に立つため、ベトナムはホーチミンにも工場を構えています。弊社のベトナム工場をご利用頂くケースは、コストダウン・短納期・現地調達比率を高めたいなど様々ですが、「三栄製作所なしにはベトナムでモノづくりができない」と言って頂けるように従業員一同心を込めて加工を行っています。ぜひ一度ご活用ください!!