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切削加工における材料選択は、材料費+加工費で考える

Before

今回ご紹介する切削加工におけるVE事例は、コールド材を採用する際の注意点についてです。

ステンレス フラットバー コールド材を使用する事で、材料は高価ですが板厚及び外周加工が不要となるコールド材を使用する事でコストダウンとなる事もあります。しかし、加工仕上形状によっては歪みが生じる為、加工時間がUPし、あまりメリットが無い場合があります(場合によっては、製品にならない場合もあります)。

コストダウン事例

After

コールド材は、ホット(No,1材に比べると残留応力が多く残っている為、切削加工などの素材として使用する際には変形が生じやすく注意が必要となります。

従って厚み方向の切削加工等が必要となる形状の場合はホット材を選択する事で結果的に加工時間が短縮されコストダウンとなるケースがあります。又、製品的にも幾何公差等、高精度が必要な物はコールド材の使用は適しません。

厳しいコスト目標を達成するための案として選択した材料でも、今回ご紹介したようにかえってコストアップ(ないしは要求スぺックを満足できない)になってしまうことがあります。どういう選択を行い設計すれば最もリーズナブルに仕上がるかは、材料の知識はもちろん切削加工における深い知見が必要となります。機械加工+溶接.comを運営する三栄製作所にお任せ頂ければ、最適解を提供することができますので、お気軽にお問い合わせください。

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