Before
機械部品を設計する際、寸法公差や幾何公差はその部品の機能に応じた設定が行われます。特にこの図面のような組立品でスライド機構が備わっているケースでは、部品ごとにしっかり公差設定を行なわないと、ガタツキやスムーズに動かない、といった問題が発生します。
コストダウン事例
After
スライド機構を備えた組立品の場合で特に重要なのは、適切な平面度・平行度を指定することです。これらが指定され、かつ加工工程でも公差を達成した部品で組み立てないと、組立作業に多大な時間を要したり、スムーズに動作しないといった事が起こってしまいます。
さらにこのような組立品はクリアランスが厳しいことが多いので、部品単体レベルでの寸法公差は、場所によっては±ではなく、+0、ー0.02のような設計が必要なケースがあります。
三栄製作所では、部品単体のマシニング加工・旋盤加工を行いながら、今回ご紹介したようなユニットの組立までも手掛けておりますので、上記のような寸法公差・幾何公差のご提案はもちろん、一般公差内のプラス目あるいはマイナス目を狙って加工を行うことで組立品のスムーズな動きを実現します。切削加工品も組立品も、当社にまるごとお任せください。